野田さんのハモニカ、これは浜松の徳舛さんというハモニカ職人が、野田さんのためにオリジナルで作っています。毎回、このコンサートのために、この日用のハモニカを特別に作ります。徳舛さんにおうかがいすると、季節、あるいは天気によって最低二種類ずつ、作ってくるのだそうです。
野田さんは、ハモニカは完全に自己流だとはおっしゃっていて、確かにこのような演奏をするほかの方はいないのではないでしょうか。野田さんの人生を映す鏡のような、しわがれていて、味があって、それでいて、こころに染み入るハモニカは、絶対に部屋の中では似合わないでしょう。吉野川で、ユーコンで、日和佐で、野田さんの行く先々で吹かれてきたその音色は、音楽と言うより、むしろこころを震わす、語りのようです。完全な再現ではありませんが、2曲だけお聞きください。
□ この道
□ 夏の想い出